P105-139 ポート TCP UDP
ポート番号
ポート番号とは
- PCやサーバ上で稼働しているアプリケーションそのものを識別する為の情報
範囲
- ウェルノウンポート:(0~1023)
- 登録済みポート:(1024~49151)
- ダイナミック/プライベートポート:(49152~65535)
ウェルノウンポート
- 主にサーバアプリケーションの識別に使用
登録済みポート
- よく利用されるアプリケーションのポートとしてIANAによって登録されているポート番号の範囲
TCP
概要
- アプリケーション間でデータを受け渡すプロトコル
- 転送するデータをMSS(Maximum Segment Size)以内に分解して、それぞれにIPヘッダ、TCPヘッダをつけて送信
TCPコネクションの確立と切断
- 確立
- 3ウェイハンドシェイクで確立
- 切断
- 4つのセグメントで切断
データ転送時の動作
- ウインドウ制御
- どのぐらい複数のTCPセグメントを一度に送るかを制御する仕組み
- 再送制御
- 失われたTCPセグメントを再送する仕組み
- 送信からRTO(Retransmission Time Out)時間内に確認応答が無かったとき再送する
- RTOは自動に決まる
- ふくそう制御
- 徐々に送信するTCPセグメントを増やしていく事でネットワークの混雑を回避する
- オーバーヘッド
- 無駄な処理や情報のこと
UDP
概要
- TCPと同じく、ポート番号によって適切なアプリケーションへデータを受け渡すプロトコル
- データの受け渡し以外何もしない
- TCPヘッダは標準で20バイト、UDPヘッダは8バイトでオーバーヘッドが少ない
用途
- リアルタイム性のあるデータを転送するとき
- 複数の相手へ同じ内容のデータを転送するとき
- TCPは1対1でコネクションを確立する必要があるので無理
- 少量のデータでデータ転送の信頼性を必要としないとき(DNSなど)
ポートを開ける
- ブロードバンドルータが送信先IPアドレス(グローバル)を特定のIPアドレスに変換して転送すること。送信先ポート番号の変換も可能
- UPnP
- UPnP対応のアプリケーションとブロードバンドルータがポート解放を自動でやってくれる
知らなかったので、ナルホド〜と言う感じである。
忘れないようにまたこの記事に帰ってこようと思う。
あと、本文の3カ所で誤字を発見した。不思議なもので、読んでるときは気がつかなかったけどブログにまとめているときに気づいた。
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